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WORLD WIDE TECHNOLOGY RACEWAY2022.6.4

REPORTSリポート

Chase / 今シーズンのベストレースでトップ10入り

#16:Tyler Ankrum
 燃料系統に問題を抱えファイナルラップ直前にピットインを余儀なくされるも、チームの協力とドライバーの巧妙なテクニックで13位まで挽回する。

#61:Chase Purdy
 終始安定した走りで第2ステージには4位で貴重なステージポイントを獲得。トップに引けを取らない力強い走りとレース内容で存在感を示す。

WORLD WIDE TECHNOLOGY RACEWAY Toyota 200 フリー走行:
June.3 5:05PM(米国東部時間)
予選:
June.3 5:35PM(米国東部時間)
決勝:
June.4 12:30PM(米国東部時間)

今回のレースのスポンサーであるアイシンは世界201社からなる自動車部品メーカー。
経営理念に「”移動”に感動を、未来に笑顔を。」を掲げ、モビリティの電動化やクリーンパワーによる進化を加速し、
2050年のカーボンニュートラルをはじめとしたさまざまな社会課題の解決に挑む、感動と笑顔にあふれる社会を実現するソリューションカンパニー。

レースの舞台となるWorld Wide Technology Racewayは、イリノイ州・マディソンに位置する、1周1.25Miles(2.01km)のオーバルコース。
第1・2コーナーが11度、第3・4コーナーが9度、ストレート部分は3度とバンク角は浅く、
左右コーナーの特性が異なる日本に唯一実在したオーバルコース、ツインリンクもてぎを小さくした形状の特殊なサーキットである。

Qualify予選

3日(金)17:35 [米国時間]から、2組に分かれポールポジションを争う各ドライバー1周のタイムアタックによる公式予選が行われた。
練習走行では今シーズンのベストポジションを狙えるタイムを記録していたが、アタックラップ中のターン3でマシンが失速してしまい13番手となるタイムに留まり、7列目のイン側からのスタートが決まった。

Final決勝

4日(土)12:30 [米国時間] 、グリーンフラッグが振られ160周(200Miles/321.8km)で争う決勝レースがスタート。
今回のレースは、第1ステージ/35周、第2ステージ/35周となる各チェッカーの後、最終ステージ/90周、計160周目のゴールを目指す。
レース序盤は決してコンディションが良いとはいえない状況の中、Chaseはコースの状況を探りながらのレース展開となり、16番手で第1ステージのチェッカーを受ける。

AISINクルーは素早い作業で4本のフレッシュタイヤと燃料補給、マシン調整を施してChaseをコースに送り出す。
ここからChaseの快進撃がスタートする。
44周目に19番手で再スタートすると、周回毎に着々とポジションを上げ、54周目のイエローコーション後にはトップ10に入り、60周目の再スタートでは7位まで順位を上げる。
更に勢いに乗ったChaseは非常にテクニカルなこのサーキットで今シーズン最高のレース運びで4番手までポジションを上げ、
70周目の第2ステージを走り終えて今季最多となる7ポイントのステージポイントを獲得するという好レースを見せた。

AISINチームはこのステージブレイクでもタイヤ交換と給油、マシンに更なる調整を加えてコースに送り出すが、
コースに残ったマシンの後ろにつく形となりファイナルステージに入った78周目を22番手から迎える事となる。
最終ステージのグリーンフラッグと共にChaseは新たな追い上げを開始する。
ここでも毎周快調に順位を上げて行き、15位で迎えた94周目のイエローコーション時、クルーチーフのMattはこの日最後となるピットストップの指示を出す。
AISINクルーはドライバーの好走をバックアップする完璧な作業で給油とタイヤ交換を行い、ポジションを2つ上げて13位でコースに戻す。
ここから各ドライバーの優勝を目指した激しいトップ争いが繰り広げられ、127周目にはChaseも7位までポジションを上げて今季初のトップ5入りを目指す。
レースは終盤になり毎周順位が目まぐるしく入れ替わる中、残り2周となった159周目にイエローコーションが出され、レースは残り2周のグリーン・ホワイトチェッカーの戦いとなる。
Chaseは再スタート後の混乱で11位まで順位を下げるが、粘りの走りで最終ラップには10番手に順位を戻し激戦のレースを締め括る。
第2ステージ4位のステージポイント獲得と共に今季の最高位、昨シーズンのタラデガ・スーパースピードウェイ以来のトップ10入りを果たすレース結果となった。
今回のポイント獲得によりシリーズポイントスタンディングを15位に押し上げ、後半からのプレイオフ入りに向けて望みを繋いだ。

Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章

今回の開催地であるGateway Speedwayはセントルイスの市街地近郊に位置し、毎年多くのレースファンが駆け付けます。
現役時代の1998年にはINDY Lightsで優勝した思い出の多い場所でもありますが、そのサーキットでChaseはとてもいいレースをしてくれました。
最終結果の10位はチームとしては決して満足できる順位ではありませんが、レース会場へ応援に来て下さった大勢のゲストの皆様が、
常に追い上げをしたレースを楽しんで下さった事とChaseのドライバーとしての成長が実感できたことはチームとして、とてもいいレースとなりました。
逆にTylerはトンネルから抜け出せず引き続き苦しんでいる状況ですが、彼の才能には光るものを感じていますので、何とか上昇のきっかけを掴んで欲しいと思います。
今週は西海岸でのロードコースですので、彼の流れが変わる良い機会になればいいと思います。

WORLD WIDE TECHNOLOGY RACEWAY 結果

CAR# ドライバー 予選 決勝 ランキング
16 Tyler Ankrum 20 13 14
61 Chase Purdy 13 10 15

次戦は、6月11日(土)カリフォルニア州 Sonoma Raceway にて NASCAR Camping World Truck Series 第12戦が開催されます。

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