TALLADEGA SUPERSPEEDWAYREPORTSリポート
スタートから快調な走りでポジションをアップするも、多重クラッシュに巻き込まれて無念のリタイア、悔しい結果となった。
 TALLADEGA SUPERSPEEDWAY |
 Love's RV Stop 225 |
フリー走行： 予選： 決勝： |
|---|
Qualify予選
4日 (金) 午後 12:00 [米国時間] からポールポジションを争う１周のみのタイムアタックで競われる予選が行われた。予選3番目のアタックとなったJohnny Sauterは終始フルスロットルの全開アタックで平均時速276.5km/hのトップスピードを出しトップから 1.237秒遅れの 55.719秒を記録。総合順位36位で予選を終えた。
Final決勝
同日4日(金)午後15:30 [米国時間] ローリングスタートに備え隊列を組んだ38台にグリーンフラッグが振られ85周（226.1マイル／361.76Km）で争う決勝がスタート。今回のタラデガスーパースピードウェイでは、第1ステージが20周、第2ステージが20周、ファイナルステージが45周と超高速バトルが繰広げられる設定となっている。スタート直後からドラフティングトレインが形成されトップスピードの310km/hに達した38台の集団の激しいバトルが繰り広げられる。18列目内側からスタートしたJohnnyは集団後方からオーバーテイクの機会を窺い、僅かな隙をつきながら順位を上げていく。3周目を終える頃には24位までポジションを引き上げて順調な滑り出しを見せる。しかし激しいドラフティング合戦による背後からの接触の影響により7周目にリアスポイラーを支えるブレースが折れてしまう。11周目、オフィシャルからの警告によりJohnnyは壊れたスポイラーブレースを修理するためピットイン。チームは素早い作業で折れたブレースの交換を終えJohnnyを1周遅れ36位でコースへ送り出すが、順位の変動はなく20周のステージ１を36位で終える。28周目にグリーンフラッグが振られ、ステージ２がスタート。先頭集団の中で安定した走りを見せていたJohnnyだったがステージ2終了まで残りわずか2周の39周目、集団の先頭を走る2台が接触してスピン、直後を走っていたマシンが巻き込まれる。Johnnyは目の前のクラッシュを避けるために減速したところに後方のマシンに衝突されて外に押し出されコース外側の壁にヒット、直後に後方のマシンから再び衝突されマシン後部に重度のダメージを負ってしまう。この多重クラッシュによるイエローコーションのままステージ２が終了。チームはダメージを負ったマシンを何とか修理、一旦 Johnnyをコースに送り出す。５台以上が巻き込まれた多重事故の為、コースの清掃に時間が掛かる事を利用して周回遅れにならないようにピットインとピットアウトを繰り返しステージ３がスタートするまでに出来る限りの修復を試みるが、修理に費やせる制限時間を超えてしまい無念のリタイアとなった。
Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章
単独走行でのスピードが思っていたように上がらず、レースは後方からのスタートになってしまいました。ただレースでのドラフト走行中のスピードは心配していませんでしたのでスーパースピードウェイを得意とするJohnny はスタートと同時に順位を上げていきました。しかし後方からの僅かな接触によりリアスポイラーを支えている支柱の１本が折れてしまいオフィシャルからピットに入りパーツ交換の警告を受け、このピットインで周回遅れになりました。このコースはクラッシュが多く、２周遅れまでなら優勝争いが可能ですのでレースの展開を注目していましたが、トップ10との集団走行中に前方２台の接触から多重事故が発生してしまい、後方にいたJohnnyも事故に巻き込まれてマシンに大きなダメージを負いました。レースには豊田通商とAflac のゲストの皆様など多くの方が応援に来て下さいましたので非常に残念です。
