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KANSAS SPEEDWAY2021.05.01

REPORTSリポート

着実にステージポイントを獲得するもエンジン不調で最後尾に後退。 オーバータイムでのピット戦略が功を奏し、トップ争いを演じて3位フィニッシュ。

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は、Car # 16「GUNMA TOYOPET TOYOTA TUNDRA」でCAMPING WORLD TRUCK SERIES第7戦に参戦した。7番手から堅実な走りで第1ステージで6番、第2ステージでも4番手でステージポイントを積み重ねる。最終ステージはトラブルで後退するも、最終盤オーバータイムで勝負をかけたタイヤ交換が功を奏し、カップドライバーとのトップ争いを演じて3位でチェッカーを受ける。シリーズポイントも3位に上昇。

KANSAS SPEEDWAY Wise Power 200 フリー走行:
なし(米国東部時間)
予選:
なし(米国東部時間)
決勝:134laps / 200 miles / 300.9 km
5月1日(土)18:30(米国東部時間)
5月1日(日)8:30(日本時間)

決勝の舞台となるKANSAS SPEEDWAYは、カンザス州、カンザス・シティの西15マイルに位置する1周1.5マイル(2.4km)のトライ・オーバルコース。コーナーのバンク角は17~20度と比較的緩やかだが、コーナーのRが大きくアクセル全開での走行が可能なハイスピード・トラックである。タイヤの状態が良い時は、ほぼ全開で周回できる、デイトナに次ぐハイスピードオーバルコースと言われている。

今回のレースのスポンサーである群馬トヨペット株式会社は、群馬県前橋市に本社を置き、群馬県下にトヨタ、 LEXUS 、フォルクスワーゲンの新車、中古車等、全29店鋪を展開し、従業員500人超を擁するトヨタディーラー。その他、ゴルフの練習場も運営している。また、同県の観光地でも有名な尾瀬や赤城山の自然を守るためのボランティア活動や、群馬県サッカー協会と共にサッカーを通じて地域の子どもたちへサッカーの楽しさや身体を動かす楽しさを伝える活動を行うための資格を積極的に取得するなど、地域に密着した活動で、地域社会の発展に寄与している。

Qualify予選

Final決勝

5月1日(土)、カンザス州のKANSAS SPEEDWAYでNASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES第7戦「Wise Power 200」が開催された。今回のレースも、前戦同様に決勝レースのみを行なうレースフォーマットとなり、決勝グリッドは前戦のレース結果からの抽選により7番手からオースティンはスタートをきることとなった。

午後6時30分にグリーンフラッグが振られ134周(200マイル/321.8km)で争う決勝レースがスタート。今回のレースは、第1ステージが30周目、第2ステージが60周目の各チェッカーの後、最終ステージ134周目のゴールを目指す。4列目、イン側から隊列を整えスタートすると、オープニングラップで5番手に上げるも11周目に6番手に後退。前戦に続き#4ニーマンチェックと#51カイルブッシュを含めた上位ドライバーとの一進一退の攻防を展開し第1ステージのチェッカーをこのまま6番手で受ける。このステージブレイクのピットインで、チームは給油と4本のタイヤ交換、空気圧とサスペンションの調整を迅速に施しコースに戻すと、4番手に順位を上げて第2ステージへと向かう。

38周目にリスタートのグリーンフラッグが振られ残り23周の第2ステージのチェッカーを目指す。オースティンは4番手に上げて拮抗したトップ争いを展開。このまま60周目の第2ステージのチェッカーを受けるが、ここでオースティンからエンジンからの異常なバイブレーションを訴える無線が入る。このステージブレイクのピットインで、給油と4本のタイヤ交換を行うとともに、ボンネットを開けてエンジンへのできる限りの対策を施してコースに復帰させると最後尾の24番手から最終ステージへと向かう。

68周目に最終ステージのグリーンフラッグが振られると直ぐに21番手に上げ、ここからオースティンは、怒涛の追い上げを見せて、75周目に15番手、79周目には12番手、86周目には11番手まで挽回。そして迎えた95周目。このタイミングで給油すれば残りゴールまで走り切れるポイントとなり、チームは他車より早くピットインを指示。給油、4本のタイヤ交換と空気圧、セッ
ティング調整を素早くこなしてコースに戻すと順位は30番手。ここから周回を追うごとに他車もピットインし125周目には11番手まで順位を戻す。そして終盤を迎えた127周目に後続のクラッシュにより2回目のイエローコーションが出される。チェッカーを目の前に、ここで多くのチームがコースに留まる中、チームはピットインを指示。最後の逆転を目指して4本のタイヤ交換を迅速に行って12番手からオーバータイム残り2周のゴールを目指す。133周目にリスタートが切られると、オースティンは一気に6番手に浮上。直ぐに5番手に上げたところで後続のクラッシュによりまたしてもイエローコーションとなる。再びオーバータイムで残り2周のチェッカーを目指し138周目のリスタートが切られると、オースティンはスタートダッシュを決めて#51カイル・ブッシュ、#44ロス・チャスティーンのカップドライバー2人とのトップ争いとなり、3ワイドの展開から一時トップに躍り出るが、僅かに届かず3位でチェッカーを受ける。今回も着実にポイントを積み重ねシリーズランキングも3位に上昇した。

エンジン不調で最後尾に落ちる苦しい展開となったものの、最後は2人のカップドライバーとトップ争いを演じたオースティン。次戦も昨年トップ争いを演じたDarlington。左右カーブが異なる特殊で難しいコースに優勝を目指し果敢に挑む。

Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章

第2ステージ後半でミスファイアが発生してエンジンパワーが下がったため、ピットでの電気系統の確認により、優勝のかかった第3ステージのスタートでは最後尾まで順位を下げてしまいました。その後イグニッションBoxをリセットした後はミスファイアが改善されたようでレースを走りきることができました。同時にチームも素晴らしい戦略でオースティンをバックアップして最後は優勝の可能性もありましたが、トラブルによるリタイアの事を考えると想定以上の素晴らしい結果となりました。今年はスタートの2戦でクラッシュに巻き込まれて出遅れましたが、これでシリーズチャンピオンを狙える体制が整って来たと思います。次戦のDarlingtonは昨年もいいレースをしていますので今季の初優勝とPlay-offへの権利獲得に向け全力で戦います。

KANSAS SPEEDWAY 結果

CAR# ドライバー 予選 決勝 ランキング
16 Austin Hill 7位 3位 3位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで5月1日(土)午後6:30 (現地時間)より生中継された。
HREは5月7日(金)サウスカロナイナ州・Darlington Racewayにて開催されるNASCAR CAMPING WORLD Truck Series 第8戦に参戦する。

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