REPORTSリポート
ECUの交換に見舞われ苦戦のレース展開に終わる
8列目イン側からスタートしたTylerは、スタート直後に7台を交わし9番手まで順位を上げて好調なスタートを切り、第1ステージを11位でフィニッシュする。第2ステージではペースを上げて先頭集団に迫る展開となるが、ステージ終了前に出たイエローコーションでチームは先頭集団とは異なる戦略を取りTylerのピットストップを遅らせる。最終ステージで新品タイヤを装着し追い上げを予定したチームだったが、ピットアウト時にエンジンストールさせてしまいチームはECU(エンジンコントロールユニット)を交換、エンジン再始動する。周回遅れを取り戻す為に戦略を変更してイエローコーションを待つが最後までコーションが出ることはなく、残念ながら1周遅れの25位でチェッカーを受けた。
HOMESTEAD MIAMI SPEEDWAY | Baptist Health Cancer Care 200 | フリー走行: 予選: 決勝: |
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Qualify予選
Final決勝
Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章
予選で中段に沈んだTylerでしたが、レース中のペースは素晴らしくトップの集団後方で第1ステージを終えました。Tylerの速いペースを確認したチームは第2ステージ終了間際トップ集団とは違う戦略を採りました。流れの悪い時にギャンブル的な戦略が正しかったかは非常に難しいですが、ピットアウト時にTylerがエンジンストールをさせた時にECUが壊れてしまいエンジンが再スタート出来なくなりました。ECUの交換で2周遅れになってしまいましたが、新しいタイヤで追い上げを行ない1周遅れまで挽回したところでイエローコーションが出る事を期待しましたが、最後までコーションが出ることはなく25位でチェッカーを受けました。マイアミは毎年成績が良く、2018年にはチャンピオンを獲得したチームにとっては思い出のサーキットですが、今年の流れの悪さを象徴しているようなレース展開となりました。
次戦フェニックスが今年の最終戦になりますので全力を尽くして優勝を目指したいと思います。