REPORTSリポート
#16/#61 粘りの走りを見せるもトップ10に届かず
#16:
終始安定した走りで快走を見せるもレース終盤のリスタートでポジションを下げる。
追い上げを見せるがあと一歩及ばすにトップ10入りを逃す。
#61:
レース序盤から強風によるハンドリングに頭を悩まされる。
チームとの連携でセッティングを改善させ追い上げを試みるも16位でフィニッシュ。
HOMESTEAD-MIAMI SPEEDWAY | Baptist Health Cancer Care 200 | フリー走行: Oct.21 4:00pm(米国東部時間)
Oct.22 5:00am(日本時間)
予選:Oct.21 4:30pm(米国東部時間)
Oct.22 5:30am(日本時間)
決勝:Oct.22 1:00pm(米国東部時間)
Oct.23 2:00am(日本時間)
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サーキット:
今回の舞台となるHomestead-Miami Speedwayは、フロリダ州東海岸南部に位置する1周1.5Miles(約2.41km)のオーバル・トラック。
2002年以来、NASCARトップカテゴリーの最終戦開催地として数多くのチャンピオン決定戦が開催されていた。
2本の長いストレートが平行に並ぶペーパークリップ型、18~20度のバンクはコースの内側から外側にかけて角度が高くなる「プログレッシブバンク」となっている。
スポンサー:
今回のレースのスポンサーである豊田通商は1948年にトヨタグループの商社として設立されました。
完成車輸出や自動車生産支援を軸に事業を拡大。
7つの営業本部(金属、グローバル部品・ロジスティクス、自動車、機械・エネルギー・プラントプロジェクト、化学品・エレクトロニクス、食料・生活産業、アフリカ)を有し、未来における利便性の高い社会(Mobility事業)、持続可能な社会(Resources & Environment事業)、快適ですこやかな社会(Life & Community事業)の3つの事業領域において豊かな社会づくりに貢献すべく世界約120カ国で、グループ社員約64,000名が事業に従事しています。
Qualify予選
10月21日(金)16:00~練習走行が行われ、Chaseはコースとマシンの感触を確かめた。
その後16:30~予選を予定していたが、雨による影響で中止となった。
翌日22日(土)の決勝は前回のレース順位やポイントランキングを考慮したスタート順位となり、Chase は 10番手からスタートを切ることとなった。
Final決勝
10月22日(土)13:00[米国時間]、フロリダ州のHomestead-Miami SpeedwayでNASCAR Camping World Truck Series 第22戦「Baptist Health Cancer Care 200」のグリーンフラッグが振られた。
1周1.5miles(約2.41km)のオーバルトラックを第1ステージ/30周、第2ステージ/30周、そして最終ステージ74周からなる計134周(201miles:323.4km)を争うレースがスタートした。
Car#61「TOYOTA TSUSHO TOYOTA TUNDRA」に乗るChase Purdy は悪天候のために予選が中止となるも、NASCARの規定により10位からスタートを切った。
レース序盤から一進一退の攻防を見せ、目まぐるしく順位が入れ替わる。
10周が過ぎ、Chaseはグリップが良いラインを探しているかのようにサーキットの走行ラインを変え、壁際を走るラインから走行距離が短いコース下側のラインまで数周毎に走りを変え、ポジションも19位から15位へ上がり順位に反映している。
Chaseはさらに上位を目指すが残念ながら第1ステージはトップ10には届かず16位でチェッカーを受けた。
ステージコーション中、TOYOTA TSUSHOチームはタイヤ交換、燃料補給およびマシンへ微調整を施した後、Chaseをコースへ送り出し14位から第2ステージのスタートを切る。
マシンセッティングの変更によりChaseは第1ステージよりも安定したラップタイムを刻むが大幅なポジションアップには繋がらず第2ステージを15位でフィニッシュ。
ステージコーション中に2回目となるピットインでタイヤ交換、燃料補給および空気圧に微調整を施し13位でピットアウト。
第3ステージのリスタート時はポジション取りが激化しChaseは18位まで順位を落としてしまう。
レースはこれまでクラッシュがなくイエローコーションが出ていなく、大きな順位変動が少ない中でChaseは自身のベストタイムを更新し追い上げを試みるものの、やはりタイムが安定しない。
95周目、クルーチーフの Matt はこの日最後のピットイン指示を出し、グリーンフラッグ下でタイヤ交換、燃料補給およびリアタイヤの空気圧調整を素早く行い、20位でコースへ戻す。
ピット時の空気圧調整が功を奏したのかここからChaseのペースは安定し始め、103周目には18位まで順位を上げる。
さらにトップ10入りを目指し前走車を追い抜くためにこれまでのベストラップタイムを叩き出すも、限られた残り周回では追い上げが叶わず16位でレースを終えることとなった。
Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章
前日の予選が雨のため中止となり、10番手と11番手からのスタートとなりましたがTylerはスタートでのシフトミスにより20位まで順位が下がってしまいました。
しかし直ぐにトップ10近辺までポジションを戻したので上位入賞を期待しましたが、その後のペースが上がりませんでした。
Chaseは強風の影響に翻弄され最後までペースが安定しませんでした。
風が弱まると速いラップタイムが出るのですが、風が強くなるとタイムが下がります。
走行ラインを試したり出来る限りの事をしましたが残念ながら結果に繋がりませんでした。
このコースはバンク角が少なくタイヤにとても厳しいサーキットですが、Chaseにはタイヤの摩耗よりも強風による影響が大きく、順位に影響したと思います。
今シーズンも来週末のフェニックスで最終戦となりましたが、引き続き最後まで優勝を目指して全力で戦いたいと思います。