REPORTSリポート
HATTORI MOTORSPORTS (HM) [#16 GR Supra GT4 EVO2]は IMSA開幕戦 DAYTONA 24Hの前座となる4時間耐久レースで9位スタートから終始安定した走りを見せ10位で完走、今シーズンの順調なスタートを切った。

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フリー走行: 予選: 決勝: |
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Qualify予選
Harrison Goodmanが15分間の予選で6周のアタックを行い、トップから1.663秒差の1:53秒780で9位を獲得した。

Final決勝
・Harrisonはグリーンフラッグと同時に好調なスタートを見せ、ライバルをパスして7位まで順位を上げる。
・開始後20分、後方で#39、#46のクラッシュによりフルコースコーションが出される。ライバルが続々とピットインする中、Harrisonはコースに留まり3位に浮上。
初めてのコースとマシンとは思えない順調な走行を続ける。
・レース開始約1時間で1回目のピットインを行う。タイヤ交換と給油を行いHarrisonは22位でコースへ戻る。
・自己ベストタイムを更新しながら順位を上げる中、ライバルの2回目のピットインにより5位まで浮上。
・残り2時間26分で2度目のピットイン。タイヤ交換、燃料補給、Zachへドライバー交代をし17位でコースイン。Zachはトップを上回るハイペースで周回を重ね、チームのベストタイムを記録しながら順位を上げて行く。ピットストップを挟み9位まで順位を引き上げる。さらに順位を上げるべく、前方のライバルの背中を追いかける。
・残り55分、ライバルよりも早めのタイミングで最後のピットストップ。約15分後にライバルが最後のピットストップ。
・残り20分を切り、燃料に余裕があるライバルはラストスパートをかけて各車ペースが上がる中、Zachは燃料セーブをしながらペースダウンを最小限に抑える巧みな走行で4時間を走り切り、10位でチェッカーを受ける。

Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章
スポーツカープログラムをスタートして3年目の今年はIMSA Michelin Pilot Challengeに焦点を絞り、全10戦に参戦しシリーズチャンピオンを狙います。先週末数名のドライバーをテストしてその中で、オーストラリア出身のHarrison Goodmanと契約しました。若くまだ経験の少ないHarrisonですが、レースではGT4マシンに対応力を見せて予選9位から安定したスタートを切りました。レース後半は昨年の最終戦でトップを快走したZach Veachに交代し、チームの戦略も上手く決まり何とか10位で完走することが出来ました。デイトナではポルシェ、マスタング、マクラーレンのスピードが非常に速くレースに参戦した3台のGR SUPRAは非常に苦戦を強いられました。他のトヨタ2チームが周回遅れになる中でトップ10でフィニッシュしてポイントを獲得した事はシリーズチャンピオン争いにとってはとても重要だった思います。今年からGR SUPRAは EVO 2 にアップデートされてマシンの戦闘力自体は上がっていると思います。次戦セブリングのレースに向けてマシンの詳細を更に詰めて優勝を狙いチーム一帯となってチャレンジして行こうと思います。今シーズンも引き続き、応援よろしくお願い致します。
服部茂章