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DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY2021.02.12

REPORTSリポート

予選18番手から着実にポジションを上げてトップ争いを展開。 チェッカー直前に前車のクラッシュに巻き込まれ無念のリタイア。

NASCARトップカテゴリー3シリーズが聖地DAYTONAで開幕。Hattori Racing Enterprises(HRE)は「United Rentals」の支援を受け、Car # 16「United Rentals TOYOTA TUNDRA」でCAMPING WORLDS TRUCK SERIES第1戦に参戦した。18番手の中盤からドラフティングを駆使して着実に順位を上げ、終盤にはトップ争いを展開。レース最終盤、勝負どころでの争いで前車のクラッシュに巻き込まれてマシンにダメージを負い、22位で初戦を終える。

DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY NEXTera ENERGY 250 フリー走行:
2月11日(木) 17:35(米国東部時間)
2月12日(金) 7:35(日本時間)
予選:
2月12日(金)15:10(米国東部時間)
2月13日(土) 5:10(日本時間)
決勝:
2月12日(金)19:30(米国東部時間)
2月13日(土) 9:30(日本時間)

決勝の舞台となったDaytona International Speedwayは1周2.5マイル(約4㎞)の三角形のトライ・オーバルコース。ターンには最大31度とNASCAR開催トラック中2番目に深いバンク角が付き、ドラフティングと呼ばれる超接近戦を300km/h以上のハイスピードで繰り広げるシリーズ屈指の超高速コースで、NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES第1戦「NextEra Energy250」が開催された。

今回のスポンサーであるUnited Rentalsは、1997年に設立された世界最大規模の機器レンタル会社。コネチカット州に本社を置き、約1,200ヶ所(北米49州、カナダ全州およびヨーロッパ10ヶ所)に拠点があり、18,000人超の従業員を擁する。『より良い未来を築く』をミッションとし、建設、製造、政府関連、公益事業、各自治体等、幅広い業界に対しサービスを提供している。

Qualify予選

2月11日(木)午後から行われたフリー走行は、ハイスピードコースに合わせたセッティングを行い、高速での集団走行(ドラフティング)時のハンドリングの確認を繰り返しながらスピードアップし、2番手タイムを叩き出して終えた。翌12日(金)、決勝を前に午後3:10から各車1ラップのタイムアタックで行われた予選は、決勝に合わせたセッティングにしていた事もあり18位で決勝を迎えることとなった。

Final決勝

午後7:30、いよいよグリーンフラッグが振られ2.5マイルのオーバルコースを20周の第1ステージ、20周の第2ステージ、そして60周の第3ステージからなる100周(250マイル:約400km)で競う決勝レースがスタートし、予選を通過した36台による2021年のCAMPING WORLD TRUCK SERIESが開幕。コース距離が長くハイバンクのスーパースピードウェイと呼ばれるデイトナのコースでは、アクセル全開のまま集団で走行する通称『ドラフティング』が、時速300km以上のハイスピードの中で繰り広げられる。
9列目、アウト側から隊列を整えスタートするも、オースティンの後続車両がフィニッシュラインを超える前にクラッシュし、いきなりイエローコーション。波乱のレースを予感させる幕開けとなる。6周目に再開のグリーンフラッグが振られると、トップ集団でのドライフティングを使い、順位を入れ替えながらの攻防を展開し、20周目の第1ステージのチェッカーを15番手まで上げて受ける。このステージブレイクのタイミングでピットにイン。給油と4本のタイヤ交換、左リヤのセッティング調整を行いコースに復帰させて16番手から第2ステージへと向かう。

27周目に第2ステージのグリーンフラッグが振られ40周目の第2のチェッカーを目指す。一塊となったトップ集団の後方から、ここでもドラフティングを巧みに使い、33周目までに
12番手に上げると直ぐに後続のクラッシュによりイエローコーション。残り2周となったリスタートでスタートダッシュを決めると、7番手で第2ステージのチェッカーを受けて4ポイ
ントを獲得。ここでチームはタイヤ交換を行わず、給油のみでコースに送り出し、ピットストップ時に順位を下げない作戦で残り60周の最終ステージへと向かう。

47周目、最終ステージのグリーンフラッグが振られるとゴールに向けて激しい展開となっていく。3ワイドの隊列に広がった車両は、300km/hを超えた速度で軽いコンタクトを交え
ながらの激しい争いへと変わり、順位を入れ替えていく攻防は、53周目に接触から3台が絡む大クラッシュとなる。オースティンは間一髪で免れポジションを6番手へと上げるが、62周目にリスタートとなるも再びクラッシュが発生してイエローコーションになる。HREチームは残りの周回数を踏まえてこの日最後のピットインを指示、ここでもタイヤ交換は行わず給油とセッティングの微調整を行い8番手でコースに送り出す。先頭集団はリスタートの度に隙間もないサイドバイサイドの展開からクラッシュとなり、80周までに続けて3回ものイエローコーションが続く。その様な激しい展開の中、オースティンは巧みにポジションを度に隙間もないサイドバイサイドの展開からクラッシュとなり、80周までに続けて3回ものイエローコーションが続く。その様な激しい展開の中、オースティンは巧みにポジションを上げトップ争いを展開するが、ギリギリの駆け引きの中で迎えた残り5周、オースティンの目の前を走る2番、3番手のマシンが接触、2台はもつれ合うようにスピン。オースティンは回避を試みるが直前の2台に巻き込まれるかたちで外側のウォールに車両を激しくヒット、そのままピットに向かう。HREのピットではダメージの大きい右フロント部を応急処置し、コースに戻すが2周遅れの22位でレースを終える形になった。2021年の初戦はスーパースピードウェイ特有のレース展開に巻き込まれ、最後は残念な形になったが、トップ争いに名を連ねて見せたスピードを発揮し、次戦のここDaytona Speedway Road Courseで行われるNCWTS第2戦での優勝を目指す。

Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章

今年のシーズンがDaytonaでスタートしました。Truck Seriesはチームに加入3年目となるオースティン、ヒルを起用してシリーズチャンピオン獲得を目指します。昨年からのコロナ禍の
影響で今年も走行時間に制限があり、チームはシーズンオフの間にシミュレーター等で初期セッティングの精度を上げる事に力を注ぎました。クルーチーフのスコットとオースティン
のコミュニケーションも非常にスムーズで、今回特別に設けられた50分の練習走行ではレース中の集団走行下でのハンドリングを確認して2番手のタイムを記録しました。予選ではレース向けたセッティングで18番のタイムに留まりましたが、レース中はピットで大幅なセッティング変更をする必要がなく、他のチームは給油と同時にタイヤ交換をしてピットで順位を下げましたが、我々は1回のタイヤ交換で最後まで走りきれるマシンに仕上がっていましたので、ピットで順位を下げる事なくレース後半はトップ争いに加わりました。しかし優勝争いを展開した残り5周目に他車のクラッシュに巻き込まれマシンにダメージを負って順位を下げてしまいました。チームが想定した戦略通りのいいレース内容でしたが、最終的な結果に結びつかなくて残念です。しかし、初戦で手応えを感じる事が出来ましたので、今年も引き続き応援よろしくお願いいたします。

DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY 結果

CAR# ドライバー 予選 決勝 ランキング
16 Austin Hill 18位 22位 20位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで2月12日(金)午後7:30(東部時間)より生中継された。
HREは2月19日(金)フロリダ州・Daytona International Speedway Road Courseにて開催されるNASCAR CAMPING WORLD Truck Series 第2戦に参戦する。

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