REPORTSリポート
初のダートコースで苦戦を強いられる。
#16
タイヤバーストによりボディに損傷を負うもチームの修復により順位を回復。トップ10入り目前に2度目のタイヤトラブルにより順位を下げる。
#61
最後方からのスタートによりレース前半はポジショニングに苦しむ。しかし後半からはトップと同等のラップタイムを刻み13位でフィニッシュ。
BRISTOL MOTOR SPEEDWAY( DIRT) | Pinty’s Truck Race on Dirt | フリー走行: Apr.15 3:05 PM(米国東部時間)
Apr.15 5:35 PM(米国東部時間)
予選:Apr.16 4:30 PM(米国東部時間)
Apr.16 4:45 PM(米国東部時間)
Apr.15 5:00 PM(米国東部時間)
決勝:Apr.16 8:00 PM(米国東部時間)
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【AISIN】
今回のレースのスポンサーであるアイシンは世界201社からなる自動車部品メーカー。
経営理念に「”移動”に感動を、未来に笑顔を。」を掲げ、モビリティの電動化やクリーンパワーによる進化を加速し、
2050年のカーボンニュートラルをはじめとしたさまざまな社会課題の解決に挑む、
感動と笑顔にあふれる社会を実現するソリューションカンパニー。
Qualify予選
4組に分かれ各15周のレース形式で行われた予選レースで、Tylerは2組目を4位でフィニッシュ、総合で20位からの決勝進出となった。
ダートレースではタイヤの摩耗が早く、決勝レースでの走行距離が通常より短く設定されていることから、予選レースという特殊な予選方法が採用されている。
Final決勝
17日(日)午前9:00、グリーンフラッグが振られ0.5マイルのダート・オーバルコースを40周の第1ステージ、50周の第2ステージ、そして60周の第3ステージからなる150周(75miles:約120km)で争う決勝レースがスタートした。
スタートと同時に各車はコースの最もグリップのある走行ラインを探りながらの展開となる。
Tylerはアウト側、コースの最も高いラインを通過し31周目には12番手まで順位を上げ好調な滑り出しを見せた。
ところがステージ1の最終ラップに右リアタイヤがバーストしスピン、そこに後続車が衝突し右リアクォーターパネルを大きく損傷する。
幸いにもステージブレイクのイエローコーションに助けられ周回遅れになる事なくピットに向かう。
チームは破損した個所の修復とタイヤ交換を済ませコースに送り出す。
ステージ2を29番手で再スタートしたTylerから「右リヤのダメージでかなりオーバーステア気味だ」との無線が入り、
56周目のコーションでシャシー調整の為に再度ピットイン、28位で第2ステージを終了した。
チームは更なるシャシー調整とタイヤ交換、給油を済ませ最終ステージに臨む。
Tylerはハンドリングが向上したマシンで20周足らずで28位から18位へと順位を上げる。
損傷を抱えつつもコース上の乾いた路面を上手く使い順調にポジションを上げて行くが、トップ10に近づいた120周目、
2台のマシンに挟まれた3ワイドの状態でコーナーに侵入するも右フロントがアウト側のマシンと軽く接触、右フロントホイールのエアバルブが損傷しタイヤの空気が抜けてしまう。
チームは緊急ピットインしたマシンの右フロントタイヤを交換し素早くコースに戻すが、1周が19秒前後で周回するショートオーバルレースでは3周遅れとなってしまう。
大混戦のダートレースに損傷を抱えたマシンで粘り強く戦うも、路面から受けるタイヤへのダメージをコントロールする難しさを経験しレースを走り切ったTyler 。この経験を生かして次戦のDarlingtonでの表彰台を目指す。
Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章
Bristolではこれまで結果が出ておらず、今回は土を敷き詰めた特殊なダート・オーバルコースでの開催の為、更に厳しい戦いになることが予想できましたが、
今回こそは良い結果に繋げたい、その様な想いでレースに臨みました。
Tyler はタイヤバーストの影響で車体にダメージを受けましたが、その後とても良いペースで挽回していましたのでトップ5でフィニッシュ出来ると思いました。
しかし、レース後半の接触により、大きく順位を下げてしまいました。
Chaseは後半に粘りの走りを見せ、ポイントを獲得した事はとても評価しています。
2人共にもっとコンスタントにポイントを獲得する事がこれからの課題だと思いますが、次戦のDarlington はチームがこれまでに結果を出しているコースですので、
ドライバーが全力で戦えるように万全の準備をしてレースに挑みたいと思います。