REPORTS & HIGHLIGHTS HIGHLIGHTS REPORTS

POCONO RACEWAY2021.06.26

REPORTSリポート

セッティングに苦しみながらも5位フィニッシュ。 貴重なポイントを積み上げてプレイオフ進出を決める。

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は、Car # 16「TOYOTA TSUSHO TOYOTA TUNDRA」でCAMPING WORLD TRUCK SERIES第13戦に参戦した。セッティングに苦しみ序盤は24番手まで落ちるも、着実に追い上げて5位でフィニッシュ。貴重なポイントを積み上げてプレイオフ進出を決める。

POCONO RACEWAY CRC Brakleen 150 フリー走行:
なし(米国東部時間)
予選:
なし(米国東部時間)
決勝:60laps / 150 miles / 240 km
6月26日(土)12:00(米国東部時間)
6月27日(日) 1:00(日本時間)

決勝の舞台となる Pocono Racewayは、ペンシルベニア州・ロングポンドに位置する、1周2.5マイル(約4km)のコース。分類上はトライオーバルコースと言われているが、一般的なオーバルコースと異なり、「3ターン・3ストレート」という特殊な形状を持ち、バンク角が14度、8度、6度とそれぞれ異なる形状とその特殊性から「Tricky Triangle」や「Bermuda Triangle」といった愛称で呼ばれている。

今回のレースのスポンサーである豊田通商株式会社は、トヨタグループの総合商社として、金属、グローバル生産部品、ロジスティクス、自動車、機械、エネルギー、プラントプロジェクト、化学品、エレクトロニクス、食料、生活産業の事業領域で、「人・社会・地球との共存共栄を図り、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」という企業理念に基づき、長期的な視野を持って持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化している。

Qualify予選

Final決勝

6月26日(土)、ペンシルベニア州のPOCONO RACEWAYでNASCAR CAMPING WORLD TRUCKSERIES第13戦「CRC Brakleen 150」が開催された。今回のレースは、フリー走行、予選は行われず、決勝レースのみを行なうレースフォーマットとなり、決勝グリッドは前戦のレース結果からの抽選により4番手からオースティンはスタートをきることとなった。

午後12時00分にグリーンフラッグが振られ60周(150マイル/240km)で争う決勝レースがスタート。今回のレースは、第1ステージ/15周、第2ステージ/30周の各チェッカーの後、最終ステージ60周目のゴールを目指す。2列目イン側からスタートするも後続車のクラッシュにより直ぐにイエローコーションが出され、5周目に3番手から再スタートが切られるも、トップ車両の失速に行く手を阻まれオープニングラップは7番手から追いかける展開。中段の混戦で順位を入れ替えながらの接戦で15周目の第1ステージのチェッカーを8番手で受けてステージポイントを獲得。レース距離が短い今回のレースは、第2ステージまで給油なしで走り切れる事もあり多くのチームがこのステージブレイクでコースに留まる中、オースティンは車両バランス改善の為にピットイン。給油と4本のタイヤ交換、空気圧調整とセッティング変更を施しコースに戻し、第2ステージは24番手からのスタートとなる。

20周目にリスタートのグリーンフラッグが振られ残り10周の第2ステージがスタート。オースティンはスタートダッシュを決めて後方の混戦で10台を一気に抜いて14番手にジャンプアップ。中段の混戦から追いかけると、第2ステージのチェッカーの3周前に最終ステージのスタートポジションを有利にする為に前車が次々とピットインする中、オースティンはポイント獲得を目指しコースに留まる戦略を取り、5番手までアップ。30周目には4番手まで上げて第2ステージのチェッカーを受けてステージポイントを更に積み重ねる。このステージブレイクで給油、4本のタイヤ交換と空気圧調整、更にグリルにテープを追加してコースに復帰させると12番手から最終ステージのスタートを迎える。

36周目に最終ステージのグリーンフラッグが振られると再びスタートを決めて8番手に上げてトップを追う。先頭集団の拮抗した戦いから47周目に前車を攻略し7番手に上げ、終盤に向けて争いは激しさを増してくると、52周目に後続のクラッシュによりイエローコーションとなる。多くの後方のチームは再開後のジャンプアップを目指してタイヤ交換の為にピットインする中で、オースティンを含めた上位陣はコースに留まり56周目に残り4周で再開のグリーンフラッグが振られる。優勝をかけたリスタートは4ワイドの展開から5番手にポジションアップ。トップを目指して攻め続けるも、消耗したタイヤで前車への攻略は叶わず、このまま5位で60周目のチェッカーとなった。走り出しの車両バランスに苦戦し、一時は24番手の後方に落ちるも、着実に追い上げて貴重なポイントを積み重ねてシリーズ3位をキープ。レギュラーシーズン2戦を残してプレイオフ進出を決めた。

次戦は、NASCAR初開催となるKnoxville Raceway。ダート路面に0.5マイルのショートオーバルの難コースに優勝を目指して臨む。

Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章

毎年Poconoでのレースでは優勝争いをしていますが、今回のレースはレース距離が短い上に、フリー走行と予選が無い為に車両のセッティングが決勝前にできず、ファクトリーで事前に施したセッティングの良し悪しによって、レース戦略が変わる難しいレースでした。スタート時点の車両バランスが良くなかった事で、第1ステージのステージブレイクでピットインをせざるを得ない状況となり、後方からの追い上げを余儀なくされましたが、チームは車両を改善し、オースティンも良く追い上げてくれました。貴重なポイントを積み重ねた事で、プレイオフ進出を決められ少しホッとしましたが、今季はまだ勝てていませんので、プレイオフに向けて勢いをつける為にも、次戦以降も優勝を目指して戦っていきたいと思います。

POCONO RACEWAY 結果

CAR# ドライバー 予選 決勝 ランキング
16 Austin Hill 4位 5位 3位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで6月26日(土)午後12:00 (現地時間)より生中継された。

HREは7月9日(金)アイオワ州・Knoxville Racewayにて開催されるNASCAR CAMPING WORLD Truck Series 第14戦に参戦する。

※本リリースに関するお問合せ先
Vertex Sports担当:京極 Tel:03-5422-6600 Email:tkyogoku@vertex-sp.com

FOX HIGHLIGHTS ハイライト

<TOKYO Office>
東京都品川区大崎2-11-2-1503
TEL:03-5422-6600

<YOKOHAMA Office>
神奈川県横浜市中区初音町2-30-3 6F
TEL:045-325-9003