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LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY2021.09.24

REPORTSリポート

得意のコースでトップ争いを展開。 ゴール直前のリスタートでトップに並ぶも及ばす10位フィニッシュ。

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は、Car # 16「Weins Canada TOYOTA TUNDRA」でCAMPING WORLD TRUCK SERIES第19戦に参戦した。10番手スタートから着実にポジションを上げ、第2ステージを4番手でチェッカーを受ける。最終ステージではトップ争いを展開、最終ゴール直前のリスタートでスリーワイドでトップに並ぶも及ばず10位でチェッカー。今季13回目のトップ10フィニッシュを飾り、チームランキングトップとのポイント差を縮める。

LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY Victoriaʼ s Voice Foundation 200 Presented by Westgate Resorts フリー走行:
なし(米国東部時間)
予選:
なし(米国東部時間)
決勝:
9月24日(金)18:00(米国東部時間)
9月25日(土)10:00(日本時間)

決勝の舞台となる LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY は、ネバダ州・ラスベガス市街地の一番端に位置する、1周1.5マイル(2.41km)のオーバルコース。バンク角は20度と強めであるが、プログレッシブバンクと呼ばれアウトラインに寄るほどバンク角が高くなっているため、他の1.5マイルオーバルトラックほどアウトラインが不利にならないのも特徴。周回平均190mph(304km/h)余り、ターン1入り口で200mph(320km/h)に達するという、高速インターミディエイトオーバルである。

今回のレースのスポンサーであるWeins Canada Inc.は、1973年に横浜トヨペットがトヨタの国内販売店として初めて海外に進出、カナダ・オンタリオ州トロント市近郊に拠点を置きTOYOTA、LEXUS等9ブランド、15店舗を展開、1,300人超の従業員を擁する自動車
販売グループ。トヨタディーラーでは、「DON VALLEY NORTHTOYOTA」、「MARKVILLE TOYOTA」、「THORNHILL TOYOTA」の3拠点を有し、その中で「DON VALLEY NORTH TOYOTA」は、カナダ国内No.1のトヨタディーラーへ成長している。

Qualify予選

Final決勝

9月24日(金)、ネバダ州のLAS VEGAS MOTOR SPEEDWAYでNASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES第19戦「Victoria’ s Voice Foundation 200 Presented by Westgate Resorts」が開催された。今回のレースでも、前戦同様に決勝レースのみを行なうレースフォーマットとなり、決勝グリッドは前戦のレース結果からの抽選により10番手からオースティンはスタートをきることとなった。

今回のレースは、第1ステージが30周目、第2ステージが60周目の各チェッカーの後、最終ステージ134周目のゴールを目指す。午後6時にグリーンフラッグが振られ134周(201マイル/323.47km)で争う決勝レースがスタート。5列目、アウト側からオープニングラップで8番手に順位を上げるも直ぐに後続車のクラッシュによるイエローコーションとなる。9周目にリスタートが切られると7~9番手の一進一退の混戦から9番手で第1ステージのチェッカーを受ける。このステージブレイクでは給油と4本のタイヤ交換、セッティング変更を施してコースに戻し、12番手から第2ステージへと向かう。

37周目にリスタートのグリーンフラッグが振られ残り23周の第2ステージのチェッカーを目指す。オースティンはポジションを上げて10番手争いを展開。第2ステージのチェッカーまで僅かとなった52周目に再び4回目のイエローコーションが出されるとチームはピットインを指示して給油と4本のタイヤ交換、セッティング変更を施してコースに戻し18番手から残り4周のリスタートを切る。オースティンはスタートダッシュを決めて一気に10番手にジャンプアップし、60周目には7番手に上げてチェッカーを受けて貴重なポイントを積み重ねる。このステージブレイクでは直前のイエローコーションでピットインをしていないトップグループのマシンが続々とピットに向かう中、コースに留まり3番手から最終ステージのリスタートへと向かう絶好の展開となる。

67周目に最終ステージのグリーンフラッグが振られ再びスタートダッシュを決めて2番手にポジションを上げ、トップの背後に迫る。70周目のターン3でイン側からついにトップに躍り出るが、翌周に後方でPlay-Offのトップ3台を巻き込む大クラッシュが発生、イエローコーションが出される。チームはトップでピットに入れるこのタイミングでピットインを指示。給油と4本のタイヤ交換、セッティング変更を行い素早くコースに戻し9番手からリスタートを迎える。ここでもスタートダッシュを決めたオースティンは一気に3番手にアップすると、直ぐに2番手に上げてトップ争いに加わるも、周回を重ねるとフロントタイヤからバイブレーションが発生、スピードが伸びず8回目のイエローコーションまでに7番手まで後退してしまう。チームはこのコーションを利用してバイブレーションが出ているタイヤ交換を行い9番手からリスタートするとマシンは息を吹き返し4番手に順位を上げてトップを追う展開となるが、125周目この日最後となるコーションが出されレースは残り3周の緊迫した勝負となる。最後のリスタートを2列目アウト側からスタートしたオースティンは素晴らしいスタートを決め、バックストレートでトップ2台のマシンの間に分け入り3ワイドからトップに躍り出たように見えた。しかしオースティンの後方を追いかけるマシンが左右に分かれた為、オースティンは単独での走行となってしまいマシンの加速が鈍り、一気に後続集団に飲み込まれてしまい、最終的には10位でのチェッカーとなった。

しかしながら今シーズン13回目のトップ10フィニッシュとなり、チームタイトル争いではトップとのポイントの差を縮める事に成功したチームとオースティン。次戦は2.5マイル高速SuperspeedwayのTalladega。一瞬の油断も許されないハイスピードコースにチームタイトル獲得を目指し引き続き臨む。

Team Owner Shigeaki Hattori 服部茂章

Weins Canadaのマシンで昨年に続いて連続優勝を狙いましたが僅かに届きませんでした。高速で周回するオーバルレースの駆け引きは非常に微妙で、集団走行時に後ろにマシンがいない1台だけの走行になると単独で空気の影響を受けてスピードが下がり、数台で連なって走行している集団について行けません。最後のリスタートではトップで3ワイドの中心にいたオースティンの後ろに後続のマシンがいなかった為、空気を単独で受けて減速してしまい優勝する事ができませんでした。しかしタイトルを争っている上位チームがクラッシュに巻き込まれてポイントを落としたのでドライバータイトル、チームタイトル共に混沌としています。残り3戦の成績次第では十分にチームタイトルの獲得が可能なポジションにいますので最後まで全力を尽くして戦いたいと思います。

LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY 結果

CAR# ドライバー 予選 決勝 ランキング
16 Austin Hill 10位 10位 10位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで9月24日(金)18:00(現地時間)より生中継された。

HREは10月2日(土)アラバマ州・TALLADEGA SUPERSPEEDWAYにて開催されるNASCAR CAMPING WORLD Truck Series 第20戦に参戦する。

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